ニュースリリース
AI活用による自動発注で仕入れ精度の向上、業務負担・食材ロスの削減を実現!
リンガーハットグループ、Web発注システムを導入
~2021年4月の全店運用を目指し、順次展開中~
株式会社リンガーハット(本社:品川区大崎、代表取締役社長兼CEO:佐々野諸延)は、データを基に売上を予測するAIシステムを活用した「Web発注システム」を、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」および、とんかつ専門店「濵かつ」にて導入いたします。2019年12月より導入テストを開始、精度を高め、2020年1月より導入店舗を拡大しています。2021年4月には「リンガーハット」「濵かつ」の全店で展開予定です(一部店舗を除く)。
「リンガーハット」および「濵かつ」で導入されるWeb発注システムは、食材の必要数と推定在庫から、「日ごと」「店舗ごと」に発注数を自動で算出するシステムです。必要数は前月の売上・食材使用量・売上予測から、推定在庫は店舗の販売数から食材の使用量を計算し、それぞれ自動で算出されます(※発注数の最終的な判断は人が行います)。開発保守は株式会社システムサポート(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:小清水良次)が行い、クラウド上で稼働します。
リンガーハットグループでは、3年ほど前からAIをはじめとしたテクノロジーの活用を社内ミッションとして掲げ、「AIで何を改善するのか」を検討してきました。その中で解決すべき課題として挙がったのが「発注業務の効率化」です。これまで食材の発注業務は各店舗の店長が日別の売上目標を設定して行っていたため、ベテランと新人では仕入れの精度に差がありました。また人手が不足する中、発注業務に追われてしまい、本来は調理や接客に割くべく時間を確保できないという課題がありました。
こうした課題を解決するため「Web発注システム」の導入が決定しました。主な導入目的は以下の通りです。
- 店舗や店長によって属人化していた発注フォーマットを統一し簡素化することで、
誰でも発注できるようにし、発注時間、教育時間、メンテナンス時間を削減する。 - 前月の売上、食材使用量実績、AIによる売上予測から食材の必要数を自動計算し、
食材切れによる店舗間の無駄な食材移動や食材ロスを削減する。 - リアルタイムの販売数から推定在庫を算出し、日々の棚卸しをなくし、発注時の負担を軽減する。
- 全店統一の方法を採用することで、社員の異動時やヘルプの時でも対応が可能なようにする。